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11階は、「楽器の博物館」として、オールドイタリー楽器とオールドフレンチ弓のコレクションを展示いたしました。これらの楽器、弓をコレクションできた理由や、どのように研究し、活かしているかということ、またコレクションの楽器は、コンサートやコンクールなどにレンタルで使っていただけることをご紹介しました。最近は、コンクール用にと、オールドイタリーのレンタルをご利用いただくことが増えました。展示会は、その時のために事前に弾いて、楽器の鳴り方、鳴らし方などを確認していただく良い機会です。落ち着いて弾いていただけますので、実際に本番前に楽器を選んでいただく時の参考になるはずです。今後もぜひ展示会をご利用下さい。
また、パンフレットでご紹介したストラディヴァリのチェロも展示しました。試奏された方々は、迫力ある音、豊かな音色に感激していらっしゃいました。
フロア中央には、 「世界最古のヴァイオリンと最新のヴァイオリン」と題して、ガスパロ・ダ・サロ(1580年)とシャコンヌ新作ヴァイオリン(2007年)を並べて展示し、それぞれの特徴や共通点をご紹介しました。新作ヴァイオリンは、オールドイタリー(中でもストラディヴァリ)と音の響き方や音色が同じである、と展示会で最も注目を集めました。
また、未修復のストラディヴァリを並べて展示し、そのオリジナルニスと色、質感がそっくりであることをご確認いただきました。お客様の中から、今後も改良されるならすぐ買わないほうがいいか、などのご質問もありましたが、新しいアイデアがあった場合には、ご購入いただいた後も対応させていただくのでご安心下さい。
2階では、「楽器の共鳴」について、シャコンヌで研究していることを、パネルや実際の楽器を展示してご説明しました。最近の調整で甦ったガダニーニ派のヴァイオリン3本を始め、レンタル用オールドイタリー、モダンイタリーを展示し、試奏していただきながら、実際に「共鳴」を感じていただきました。 また、弓製作家ピエール・ギヨーム氏の美しい作品を並べて、技術力や芸術性の高さをご紹介しました。
チェロは2階にまとめて展示し、選んでいただけるようにしました。ホームページでもしばしばご紹介しているスイス製のコピー楽器ヘールは、音の良さ、弾きやすさ、価格の点で、最も注目を集めました。また、弓では上海のメーカー、マ・ロンディが人気でした。弾きやすく、新作楽器からオールドにまで合わせやすい弓です。ヘールの楽器、マの弓は今後も店頭でお勧めしていきますので、ご覧いただいていない方はぜひお越し下さい。
3階は、モダンフレンチ、新しく届いた新作メーカーの楽器、弓を中心に展示しました。音が良く、弾きやすく、自信を持ってご紹介できるものだけを見ていただきました。私たちが展示会で一番伝えたかったのは、シャコンヌが、オールド名器コレクションの研究や最新の調整技術を、他の楽器やお客様の楽器の調整に活かしていることです。それを納得していただける場だったと思います。
また、工房も展示室とし、駒の修理や音調整について、シャコンヌで行っていることをご紹介しました。 技術者が作業しているところや、材料も見ていただきました。楽器の内部の様子をご覧になったことがない方々は、非常に熱心に作業を見ていらっしゃいました。
各フロアには、シャコンヌのカレンダーを展示。ストラディヴァリ(2006年)、ベルゴンツィ(2007年)、ガルネリ(2008年)の三大名器の写真を大型ポスターにしたもので、まだ店頭にございます。ご自由にお持ちいただけますので、ぜひご来店下さい。お待ちしております。
なお、2008年4月30日に、2006年と2008年のカレンダーの楽器を使用してコンサートを行います。演奏は岡崎慶輔さんで、我々も非常に楽しみにしております。会場は静岡ですが、名古屋の皆様にもぜひ聴いていただきたいと思っております。詳細は店頭までお問い合わせ下さい。
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