11月19日から21日の3日間、名古屋展示会を開催しました。多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。
今回の展示会では、「新作シャコンヌ」を中心に名古屋店の3フロアを使って展示をし、それぞれの階で、色々な視点から「CHACONNE」をご紹介できるように心掛けました。
2階では「モンドムジカ出展報告」として、10月に新作シャコンヌをクレモナ(イタリア)の国際弦楽器見本市(モンドムジカ)に出展したときの様子などをご紹介しました。クレモナのブースで飾った葛飾北斎の大波(神奈川沖浪裏)をバックに楽器を並べて、現地の人々が楽しそうに、興味深げに試奏されていた様子をモニターで上映しました。また、試奏して下さった方の感想と写真を一緒に掲示することで、その時の雰囲気を少しは味わって頂けたのではないでしょうか。作った人の国籍等に捉われず、素直に楽器と向き合い評価する現地の人々の姿勢は、何度見ても気持ちのいいもので、今展示会のテーマ「ボーダレス」そのものだと思いました。
イタリア同様、名古屋展示会でも多くの方が楽器を手にとって試奏され、さらに進化した楽器の仕上がり具合や、音色の良さを実感されていました。今回の展示会では、新作シャコンヌの評判を聞いて来場された方が多く、関西圏・関東圏からもたくさんの方に足を運んでいただきました。すでにシャコンヌをお使いになっている方々から寄せられたコメントもご紹介することで、今後の参考にしていただけたのではないかと思います。日本でもシャコンヌの良さを素直に受け入れて下さる方が増えてきたことを実感し、非常に嬉しく思いました。
11階では終日、社長の窪田が製作のデモンストレーションをしながら、時折お客様に詳しく説明をしたり、お話を伺ったりしました。
土・日に開催した窪田による講演会も盛況で、土曜日は会場がぎっしりと埋まってしまう程でした。オールドイタリーなど、シャコンヌ・コレクションの楽器や弓を、どうやって幸運にも揃えることができたかをお話しすることで、権威と呼ばれる人(鑑定書)を頼らず、諸々の通説にも惑わされず、「自分の目で見て判断すること」の大切さや利点についてご理解いただけたのではないかと思います。また、趣味のオーディオの話などにも触れながら音響学や物理学、力学など、あらゆる分野のことを学び、総合的に(ボーダレスに)身につけてきたことが、いかに楽器製作や音調整に大きな影響を与え、いかに重要であるかについてもお話しました。
講演後も熱心に質問をされたり、製作の見学をされたり、楽器を弾いてみられたり、こちらでも皆様の関心の高さを感じることができました。
3階ではお手頃な価格で良い音のする楽器、弓を展示しました。オイルニスを使って仕上げた楽器や、初めてご紹介したブラジル製の弓も好評でした。また、サイズアップされるお子様用の分数楽器も多くお買い求めいただきました。有難うございました。
2012年春には、パルマ音楽院合奏団による新作シャコンヌを使った弦楽アンサンブルのコンサートツアーも予定されており、早速その準備にとりかかっています。我々もワクワクする気持ちが抑えられませんが、出演者の方々や、お聴きいただく皆様の期待に十分にお応えできるよう、気持ちを引き締めてより一層の努力をしていきたいと思っております。ぜひご期待下さい。 |