楽器のコンディションを整えましょう!

今年の夏は、例年以上に気温・湿度ともに非常に高い日が続き大変でしたね。体調管理だけでなく、楽器のコンディションを保つために、色々と悩まされたことと思います。

このところ、猛暑の影響で調子の悪くなった楽器が修理工房に持ち込まれる日が続いています。毎年この時期に見られる光景なのですが、今年の夏は特に修理や点検にご来店いただくことが多いようです。

皆様の楽器の調子はいかがですか?秋の音楽シーズンが始まり、演奏会のチラシも店頭に多く並ぶようになりました。是非この時期にもう一度楽器のコンディションをお確かめ下さい。

《夏によくある楽器のトラブル》
①接着のはがれ:木と木の接着がはがれて雑音などの原因になります。横板と表(裏)板の間、指板(指で押さえる黒いところ)とネックの間、本体とネックの 接着面、パフリングと板の間など。

②ネックが下がる:湿度と弦の張力によって、ネックのスクロール側が引き上げられることを言います。弦と指板の間の隙間が高くなり、押さえにくくなります。

③ニスが荒れる:高温でニスが軟らかくなった状態の時に、ケースや手の跡などが残ってしまいます。ひどい場合は、ニスが泡立ってしまうこともあります。

④虫がわく:弓の毛や楽器が、虫(極小の芋虫)にかじられます。夏場に多く発生します。ケースを開けたら弓の毛がパラパラと切れている時は、虫がいる疑いがあります。

⑤響きが悪くなる:湿度と温度の変化で楽器の調整がくるいやすくなります。

楽器のコンディションで気になることがあれば、お気軽に店頭にお持ち下さい。技術者が無料で点検し、適切なアドバイスをさせていただきます。場合によっては、お預かりすることもありますので、余裕を持ってお越し下さい。お待ちしております。(M.M.)