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5月3日〜5日に「シャコンヌ音楽祭」と称し、3日間連続で記念コンサートを開催しました。
第1夜は、弦楽トリオのオーパス・ワンを演奏者に招き、楽器は全てガルネリ・ファミリーを使用しました。日頃聴く機会の少ない弦楽トリオの編成でしたが、演奏者それぞれの高度なテクニックと、アンサンブルのバランスの良さが素晴らしかったです。音色の揃った楽器から奏でられる音は純粋そのもので、とても三本の楽器だけとは思えない程重厚な響きでした。
第2夜は、昼・夜の2部構成で、北京から2名のヴァイオリニスト(ガオ・カン、リュウ・シャオ)とピアニスト(シー・ジャー・ジャ)を招き、曲によって楽器(年代の異なるストラディヴァリ3台、ガスパロ・ダ・サロ、シャコンヌ製新作楽器)を持ち替えて使用しました。若手ながら、卓越したテクニックと表現力に、お客様もすっかり魅了された様子でした。また、それぞれの楽器の個性を聴き比べることができ、楽しんでいただくことができました。特に新作楽器の音量と、オールドにも引けを取らない豊かな音色には我々も驚かされ、とても参考になりました。
第3夜は、ヴァイオリンに岡崎慶輔、ピアノに江口玲を招き、ストラディヴァリを使用しました。岡崎さんは、国内外で最も注目を集めているソリストの一人だけあって、完成された音楽と表現力、音楽の美しさに涙があふれました。楽章間でも水を打った様に静かなほど客席も集中しており、終演後は拍車喝采が鳴り止みませんでした。長く使用していただいている楽器だけあって、繊細さと大胆さ、華やかさと切なさ、すべてが演奏者と一体になって自由に表現されている感じがしました。
3日間の音楽祭を終え、御来場いただいたお客様にも大変喜んでいただけた事を、非常に嬉しく思います。そして、30年目の節目を迎えた我々にとっても、とても充実した意味のあるものとなりました。これまでに支えていただいた皆様への感謝を忘れず、努力し続ける事で、今後もこうした機会をまた設けることができるようにしたいと思いました。
<出演者と曲目>
【第1夜 2007年5月4日(金)オーパス・ワン リサイタル】
出演:
大谷玲子(ヴァイオリン)安藤裕子(ヴィオラ)林裕(チェロ)
曲目:
シューベルト 弦楽三重奏曲第2番変ロ長調 D.581
ドホナーニ 弦楽三重奏曲ハ長調Op.10「セレナーデ」
ヴィラ=ロボス 弦楽三重奏曲(1945)
【第2夜 2007年5月5日(土)ガオ・カン/リュウ・シャオ ヴァイオリン・リサイタル】
-第1部-
出演:
ガオ・カン(ヴァイオリン) シー・ジャージャ(ピアノ)
曲目:
J.S.バッハ / 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調
BWV1004より“シャコンヌ”
モーツァルト / ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」より第1楽章
マ・スーコン / レジェンド・フロム・チベット
ワックスマン / カルメン幻想曲
ブラームス / ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
-第2部-
出演:
リュウ・シャオ(ヴァイオリン)シー・ジャージャ(ピアノ)
曲目:
フランク / ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
リー・ジリー / ザ・フィッシャーマンズ・ハーヴェスト
ラヴェル / ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
ブロッホ / ニーグン
エルンスト / 夏の名残のバラ
【第3夜 2007年5月6日(日)岡崎慶輔 ヴァイオリン・リサイタル】
出演:
岡崎慶輔(ヴァイオリン) 江口玲(ピアノ)
曲目:
モーツァルト / ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第32番ヘ長調 K.376(374d)
R.シュトラウス / ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
J.S.バッハ / 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調
BWV1004より“シャコンヌ”
コルンゴルト / 組曲「空騒ぎ」Op.11
ドビッシー(ハイフェッツ編) / 美しい夕暮れ
ラヴェル / ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
出張・イベント報告記事一覧
2007年11月 東京弦楽器フェア報告
2007年10月 アンドレア・アマティ生誕約500年記念展示会
2007年10月 モンドムジカ報告
2007年10月 クレモナ出張報告
2007年5月 記念コンサート「シャコンヌ音楽祭」報告
2006年12月 記念コンサート「名器の響き」報告
2006年11月 東京弦楽器フェア報告
2006年9月 ロンドン出張報告
2006年7月 ロンドン出張報告
2006年2月 ロンドン出張報告
2006年1月 北京・上海にて展示会開催
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